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コロナ渦でビジネスを次のステージへ進める起業家にみる共通の特徴

アントレプレナー支援を始めて6年目、多くの方の起業するお姿、そして起業後のお姿を微力ながら、支援してまいりました。それぞれの想いを実現し、努力を重ね続けている人々が私の周囲にも大勢いらっしゃいます。

 

2020年世の中が一変しました。多くの企業、事業、個人の暮らしも変わらざるを得ない状況です。起業家、特に事業を始めて間がない創業者のなかには、投資を回収できるのか、事業をこのまま継続できるのか、暮らしてゆけるのか……大きな不安を抱える人々が少なくありません。確かに国や地方行政からの事業継続支援はあります。しかしながら、それだけでは、事業継続は厳しいでしょう。事業を営んでいくのはほかでもない自分たちなのですから。事業開始後安定期にまだまだ到達できていない起業家も、ようやく安定期に差し掛かることができた起業家も、ビジネスモデルを見直し、再構築する必要があります。

 

コロナ渦でビジネスを次のステージへ進める起業家にみる5つの特徴

そうした現状の中、事業をやめる、または起業計画をストップする人々が多く存在する一方、それまでの事業をいままでとは違う展開で試みる、または起業計画の中身を変更するなど、エネルギッシュにステージを上げていく人たちがいます。次のステージへ進める起業家たちには、一定の共通する特徴があることがわかりました。すべてできている人ばかりではないものの、特徴と傾向を抽出し、整理すると以下の五つになります。

 

一、不必要な不安を抱かない。必要な仮説はたてながら、もちろん出来得る準備は備えつつも、あとはポジティブにモノ・コトを捉えます。

二、潔い。これまで、地道にコツコツ築いてきたモノ・コトでさえ、手放します。環境の変化を感度良く察知し、エッセンシャルな要素以外はあっさり手放します。理念、ビジョンはそのままにやり方を変えていく、ということです。

三、自分から逃げない。内省し、環境の変化を受け入れ、自身を受け入れます。最終的に、自身の選択による決定を受け入れ、鼓舞します。そして、実行します。

四、顧客への想像力を磨く。顧客やユーザーへの真の誠実を発揮します。

五、論理的にビジネスモデルを再構築し、創造的に展開する。近ごろでは、「直感が大切」「直感で生きていく世の中」といわれる風潮もあります。直感はとても重要で、研くべき要素。しかしながらそれだけでは不十分。論理的思考は必須。同様に、創造的思考も必須です。さらにいえば、論理的思考と創造的思考を備えれば、おのずと真の直感は研ぎ澄まされてきます。

 

一から五までの、共通項。起業家に限ったことではないのではないでしょうか。時代が大きく現在進行形で変化し続ける現在、大企業にも、企業で働くビジネスパーソンにも必要とされる資質ですね。これらの資質は、生まれながらのものではありません。資質ではなく、スキルです。スキルであれば、磨けるということですね。外部的環境は、私たちにはどうすることもできないことが殆どです。しかし、自らの姿勢は、自らの意志決定でいかようにも変えられます。そして、自らの意志で実行できます。

 

 

「この先、どうなるか不安」、「終わりが見えないから不安」と、不安ばかり数えることは終わりにして、一つずつ、準備を備えて、進んでいきませんか。キーワードは、仮説、ポジティブ、エッセンシャル、ビジョン、選択、ユーザーファースト、論理的思考、創造的思考です。

 

未来志向で。

 

 

村上紀子