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【人材開発】効果的な人材教育研修プログラム

2020年4月ごろから、日本において企業研修のカタチがすっかり変わりました。そのほとんどがオンラインでの提供となり、以降今現在(2021年11月)も、続いています。一部インパーソンでの研修も再開しはじめたとはいえ、まだなおオンラインが主流となっています。

 

状況の変化と、選択幅の拡がり

オンラインへ変更せざるを得なかった当初は、早くインパーソンに戻らないものかと、研修提供者も、受講者サイドも感じていたかもしれません。しかし現在はどうでしょうか。オンラインの良い点も体験した私たちは、外部環境のインパーソン研修制限が消滅したとしても、オンラインを選択する可能性が少なからずあります。企業研修も、然りです。

新入社員研修、管理職研修など階層や職種、研修プログラム構成、研修頻度によって、オンライン、インパーソンそれぞれに利点欠点があります。また、オンラインとインパーソンの組み合わせが最適な場合もあります。オンラインを採用することで、登用する研修講師の選択の幅も拡がります。インパーソンでの企業研修という概念しかなかったころに比較すると、随分選択幅が拡がり、最善とする域が高まったとも言えます。

効果的なプログラム構成に大切な要素

企業においての人材教育研修プログラム内容は、概ね決まっています。代表的なものとして、コミュニケーション研修、チームビルディング研修、問題解決力向上研修、プレゼンテーション研修、管理職研修、最近ではキャリアプランニング研修なども多く行われます。

研修プログラム内容の品質確保は言うまでもなく当然の要素ですが、研修効果に大きく影響する要素があります。

「タイミング」です。どの階層の人が、どのタイミングで、どのプログラム(コンテンツ)研修を受けると、より効果的なのか。プログラムの順序や、スキルの習熟度、経験値によって、同じプログラムでも消化・吸収率が違ってくると考えられます。

「コミュニケーション研修」を例に挙げると、新入社員向けと、上級管理職向けのコミュニケーション研修では、コンテンツが変わります(習熟度、経験値の観点)。階層別のほか職種(プロセス・文脈の観点)によっても違います。加えて、どのタイミングでどのコンテンツのコミュニケーション研修を入れるか(プログラム順序の観点)等、検討要因がいろいろあるのです。

 

レジェンド・スタンダードプログラム研修

弊社では企業研修をお受けする際には、ご要望や受講対象、回数などにより都度プログラム構成をご提案、決定後実施してきました。その経験・実績、改善・更新を通して、いまでは定番の最適プログラムが構築されています。

新入社員、中間管理職、そして上級管理職ごとに、それぞれにフォロー研修を含めた「レジェンド・スタンダードプログラム」が有ります。それぞれの階層に、フォロー研修を希望される場合には回数および内容の選択肢を設けています。

誰のための研修で、何のための研修なのか。その研修を通して、受講される方はどう変化することが望ましいのか。さらに、それが企業にどのような影響と貢献を成しえるのか。ファンクショナルに検討し、実施してきた結果構築された弊社のスタンダードプログラムです。研修は、あくまでも人の気付きや成長のための手段にすぎません。だからこそ、それが受講される方にとって転機となりえるかどうか、とても重要なことだと捉えています。研修実施が目的化していることが多く見受けられる昨今、本質的な研修、そのための効果的なプログラム構成を心掛けています。

 

人材教育研修提供者は、大切な人材の、成長の際限なき可能性に触れさせていただく人間として、常に最善のプログラムを提供すべく、常に更新することが望まれます。

 

村上紀子

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