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【人材開発】論理思考はあらゆる営みの基本

❚問題解決の大きな流れ

〇問題に直面したとき、先ず取るべき行動は、事象の分析です。

〇そこから、課題を抽出し、課題解決の優先順位を判断します。

〇課題解決は、解決する点と現時点のギャップを埋めていく作業です。

・ギャップを埋める方法は、幾通りも検討されます。

・創造力が高いほど、選択肢も、革新性も幅広くなります。

・構成力が高いほど、仕組化や体系化への汎用性が高まります。

〇最終的には、実行力が求められます。

 

❚分析できなければ、はじまらない

分析するためには、事象を先ず真正面から捉えることが求められます。事実を知るという作業です。分析には、さまざまなアプローチがあります。どのアプローチにも共通して根底に存在する思考が、論理思考です。

論理思考が働かなければ、分析はできません。

 

❚論理思考は、あらゆる営みの基本

論理思考は、誰もが備えている思考であると思います。日々、意識せずとも働かせている思考であるとも考えられます。

しかし、論理思考力の高低があることは、認めざるを得ません。論理思考力の高い人が、問題解決力も高いです。

 

昨今では、「アート思考」が注目されています。外的環境の変化が激しい現代において、大切な思考であると提唱されています。アート思考にも、様々な定義が存在していますが、共通して、発想力や、視点の多角化、あるいは構想力が醸成される効用があるとされています。アイデアやイノベーションの起爆剤につながる有効な思考や考え方だと思います。持っていたい思考のバリエーションです。

 

アイデアや、イノベーションの起爆剤につながる着想を、具現化していくためには、やはり論理思考が必要です。良いアイデアも、革新的発想も、活かすことが出来なければ、「アイデア」のままなのです。

 

更に言及すれば、伝える技術、問いの技術等現在特に求められている力も、根底には論理思考が在ります。

 

❚論理思考力は鍛えられる

本来であれば、論理思考力の醸成や教育は、児童生徒の頃からの学校教育や活動を通して行われ(勿論現在様々な取組みが成されています)、社会に出てからも磨き続けるものであるべきでしょう。

ものごとをよく考え、自由に議論し、解を求めていくその姿勢・態度にこそ、いま求められている「イノベーション」や「変えていく力」が宿っているのではないでしょうか。

 

古来より提唱され続けている、教養としての学びの基軸には、論理思考が在り、それを意識的に磨いていく努力で、人の論理思考力は高められ続けると思います。

そして、論理思考の上に蓄積される多くの知見や技術を、より開花させることが可能でしょう。

 

学び迷子になっている人は、先ずは論理思考力を高めることからはじめると良いかもしれません。

何の研修から始めようかと迷っている組織ご担当者の方へは、先ずは論理思考力向上研修からはじめることを、お薦めします。どの階層の人にとっても、必要な思考力です。

村上紀子

 

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