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Leadership
【REPORT】第5期レジェンド塾
第5期レジェンド塾『誰も教えてくれなかったリーダーシップ論と実践編 -レジェンドのリーダーシップ集中講座―』
PROGRAM1・2共に終了しました。オンラインによる全3時間の集中講座。「リーダーシップのメカニズム」を知っていただき、リーダーシップの重要性、あるべき姿、成長の具現化、さらに組織・個の成長戦略について、お伝えさせていただきました。
■THEME;なぜ「リーダーシップ」なのか
リーダーシップ力が、成果の上限を決定付けます。さまざまな組織および人材開発に取り組んできたなかで、実感してきたことです。「成果=能力×リーダーシップ力」、これが私の解です。たとえどんなに高い能力、知識や手段を備えても、リーダーシップ力が低ければ、成果の上限が下がります。セルフ・リーダーシップにも、リーダーシップにも、当てはまることです。しかしながら、リーダーシップについて、意識的に分析し、高める努力をしている人は多くありません。書籍や管理職研修等で遭遇する程度に終わることが多い概念です。リーダーシップについて、能動的に学び、高めることの意義とその方法をお伝えする機会を、個人で参加いただけるレジェンド塾で実施したいと考えました。
働き方が大きく変わり、個の力が分散する傾向にある現在、特にリーダーシップ力の向上がもとめられる時代です。
1.リーダーシップを漠然とした概念に終わらせることなく、本質的に捉え、その重要性を理解すること
2.リーダーシップの高め方を、具体的に知り、実現につなげること
3.リーダーシップが及ぼす組織・個の成長を具体的に知り、ビジョンを拡げること
を目的として、お伝えさせていただきました。
■RCSI theory~リーダーシップの成長段階~
リーダーシップには、成長の段階があります。RCSI theoryに基づき、お伝えさせていただきました。リーダーシップの成長のしくみを具体的に捉えることができると、自己や他者の成長に大きく役立ちます。(※RCSI theoryは、村上紀子により開発された理論です。)リーダーシップ成長の具現化が大切です。段階ごとの具体的な取組み項目と、その達成に役立つ考え方や技術、取り組み方についても、他のリーダーシップ理論も交えながらご紹介させていただきました。
■リーダーシップと組織・個の成長戦略
組織にとって、成果を高め、生産性向上をはかることと、次代のリーダーを輩出することは不可欠です。リーダーシップ力高い人材を育てることは、組織にとって重要課題なのです。組織と人材の循環図をベースに、人材戦略の方向性を決定付ける3つの重要因子とともにお伝えしました。時代が大きく変わる今、組織における人材戦略も変えなければいけません。何をのこし、何を変えるか、これからの組織・個の成長戦略に役立てていただけますように。
「リーダーシップへの意識が、受講後高まった」「やるべきことを、整理して実行していく」「部下育成に活かす」「各仕事の意義を社員と共に考えていく」「目の前の課題に振り回されることなく、今一度会社の将来について見つめなおすきっかけにしたい」……など、ポジティブな感想をいただきました。企業での研修と違い、様々な文脈の方々にお集まりいただきましたが、それぞれがリーダーのお立場であり、課題を抱えていらっしゃいます。若い世代の方もいらっしゃいました、実に頼もしい限りです(若い方にも、どんどんリーダーシップを学んでいただきたい)。これからの、ご自身のさらなるリーダーシップ成長、そして人材育成にお役立ていただければ、嬉しい限りです。
リーダーシップとは、誰かに、未来に向かって希望を抱かせ、行動を起こさせる影響力です。
未来を拓くリーダーが、一人でも多く輩出されることを願っています。
村上紀子