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【REPORT】2021 VIRTUAL VALUE SUMMIT

毎年6月に開催される国際カンファレンス、『2021VIRTUAL VALUE SUMMIT』(米国社団 SAVE International主催)へ参加、論文発表も致しました。4度目の参加、研究論文も連続4度目の入選です。昨年に引き続き、ヴァーチャル開催だったため、日本では昼夜逆転の活動になりました。世界中のValue Methodology 専門家によるサミットは、ヴァーチャルでも、そのダイナミックさは変わることなく、実に刺激的で、あらたに鼓舞されること、得たものが多くありました。たとえ画面上であっても、こうして貴重な時間を共有でき、感じあえることができることは、素晴らしいことです。

 

■Opening : SAVE International 会長 Renee Hoekstra 氏 宣言(6月7日)

Renee Hoekstra 氏の言葉はいつもエネルギーに満ち溢れ、引き付けられます。聡明で、情熱的です。専門家としての実績は勿論、その言動から、かかわる人々への強い信頼と感謝が、自然に伝わってきます。まさに世界の専門家たちを牽引するにふさわしい、素晴らしいリーダーです。この日も、強く熱いメッセージを受け取りました。まさに、We must change!です。

Rising Star Award 受賞(6月7日)

「2021Rising Star Award」を受賞いたしました。

2013年、「ファンクショナル・アプローチ基礎研修」受講で、門をくぐりました。当時の私には、世界カンファレンスで論文発表をすることはもとより、このような名誉ある受賞をすることは、到底考えられなかったことです。ただ、「ファンクショナル・アプローチ」の強烈なパワーと可能性を感じ、ひかれ、学び続けている「いま」です。いまなお、この可能性は無限大だと感じています。今後も、これから先の「いま」へと、続いていくのだと思います。

Rising Star Award 日本人受賞は、私が史上8年ぶり2人目です(日本人初の受賞は、師である横田尚哉氏)。基本に忠実に、応用力ひろく、専門性高く深く、そして常に最新へのアップデート―品質高い学びに恵まれました。「ファンクショナル・アプローチ」は、磨けば磨くほど、効力を発揮できる技術です。一方、Value Methodology/ファンクショナル・アプローチの真の使い手は、決して「技術だけのひと」にはならないと思っています。「本質」を追求し価値を高める技術ゆえ、こころの伴いが一層望まれると考えます。人間としての格をともに磨いていけばこそ、技術も役に立てていただき、活かされるのだと感じています。技術も、手法も、誰かのために役に立てるためのものです。これからますます励むようにと、頂戴した賞だと捉えています。ファンクショナル・アプローチコンサルタントとして、一層精進して参ります。

 

World Papers & Sessions(6月7-9日)

セッションと、約40の事例・研究論文発表がありました。様々な国の、事例や、研究成果をシェアしてもらえる、視野見聞を拡げる絶好の機会です。夜中を通しての活動は、身体には少し負荷がかかりましたが、興味深い内容に勝るものはありません。新たな視点が見つかることも、しばしばです。国により、様々な事情のもと展開される大きなプロジェクトの事例やテクニックのユニークな展開等、刺激的時間があっという間に過ぎていきました。日本からも、9名のプレゼンテーションが行われました。そのほとんどを占める、共にファンクショナル・アプローチを学ぶお仲間たちの発表にも、やはり刺激を受けます。ファンクショナル・アプローチの適用性のひろさを、あらためて感じ、ますますおもしろくなってきました!

 

村上の今回の論文は、これからの「組織と人」の在り方に焦点をあて、人材戦略の基盤となるべく理論を打ち出したうえで、人材マネジメント・人材戦略手法を紹介するものでした。VM(ファンクショナル・アプローチ)の「新しいコンセプトへの適用がとても興味深い」「組織文化が、この理論でどのように変わっていくのか?何か面白い変化があったか?」「文化を変えていく中で、難しいのはどのような点か?」など短い質疑応答時間でしたが、ご質問を多く頂戴しました。国が違っても、「人材」や「組織」の課題は内容に違いがあれど、共通点も多くあるのだと思われます(最も、組織開発の概念発祥はアメリカが先導です)。日本において、今後、組織と人のそれぞれの在り方、相互の貢献、そして相互の成長の先のエンゲージメントが、ますます重要なファクターになってきます。組織開発、人材開発、そして人材戦略に役立てていただけることを願っています

Happy Hour, Networking, and President’ Virtual Social(6月7日・9日)

初日の Award Ceremony からのHappy HourとNetworking。地球のつながりを感じることができます。参加するたびに、声をかけてくださる方が、一人また一人と、増えていきます。そして、最終日最後のPresident Social。 President Social  へは、アクシデントで入室することができませんでしたが、心からの感謝をSAVE International と参加されたみなさまへ贈ります。2022年は、PHOENIXで会えることを楽しみに。

 

村上紀子

 

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株式会社ファンクショナル・アプローチ研究所様公式ブログで、受賞を記事紹介いただきました。御礼申し上げますとともに、ご紹介させていただきます。サミットの内容も詳細に掲載されています。ぜひご覧ください。